暮らしにひとつ、“心を満たす居場所”をつくる
お気に入りの器や本、旅の思い出が詰まった小物―日々の中で大切にしているものたちを、もっと丁寧に、もっと美しく、飾っておける場所があったら。
このショーケースは、そんな願いに寄り添って生まれました。
インスピレーションの源は、19世紀ヴィクトリア朝時代の英国エディンバラ、上流階級の邸宅に見られた「飾る収納家具」の伝統。
知性と感性が共存するその地に学び、現代の暮らしに調和するように丁寧にデザインされています。
空間に落ち着きと奥行きをもたらし、飾る楽しみと、眺めるよろこびが、自然と暮らしの一部になっていく―そんな時間を過ごしたい方へ。

3つの視点で感じる、このショーケースの価値
1.エディンバラの美意識を継ぐデザイン
知性と審美眼が重んじられた都市に想いを寄せて、街並みのリズムや邸宅文化をモチーフに設計。
19世紀ヴィクトリア朝時代のイギリスでは、旅行で集めた磁器や書籍、美術品などを美しく見せながら収納する家具が人気を博し、とくにエディンバラのような学術都市では、知性と審美眼の象徴としてのショーケースが室内に設置されていました。
2.光の演出が生む空間の表情このキャビネットの特徴である「ステンド調の扉」は、教会建築や英国貴族の温室(オランジェリー)に見られる装飾と光の芸術をルーツとしています。
ステンドグラスはもともと、神聖さと豊かさ、そして光を取り込む知恵の象徴であり、このショーケースでは「暮らしの中に静かな輝きを取り入れる」インテリアの芸術として再構築されています。
亜麻色や琥珀色の彩りが空間に落ち着いた明るさをもたらし、飾る物そのものの価値も引き立てる構造になっています。
3.住空間との調和
幅89cmという程よいサイズ感は、日本の住宅にも馴染みやすく、ダイニングやリビングのコーナー、廊下やエントランスの装飾収納としても映えます。
このショーケースは、
「収納」ではなく「演出する家具」として設計されており、光と影を映すガラスと、深みのある木目のコントラストが、日常を静かに格上げしてくれる存在です。

暮らしの中に溶け込む“魅せる収納”
このキャビネットに何を収めるか。
それは「どう生きたいか」を語る、静かなメッセージでもあります。
旅の記憶を綴る器。
お気に入りの本。
誰かとの思い出が詰まった小さな雑貨。
見せながら守るこの家具は、日々の暮らしを静かに照らし、住まいに奥行きをもたらします。

長く寄り添う、時間とともに育つ存在
細部に施された彫刻装飾、落ち着いた木目、重厚な質感。
それらは主張しすぎることなく、年月を経るごとに住まいと呼吸を合わせていきます。
華やかさや目新しさより、静かに成熟していく心地よさ。
英国の伝統・光の芸術・素材の美しさ・暮らしの品格を一つに込めた、「時間を重ねて価値が育つインテリアアート」としての逸品です。


